11月11日「介護の日」にちなみ、なら介護の日では介護について理解と認識を深める活動・イベントを行っております。

2021 奈良介護大賞

田原ふる里ほっとステーション(奈良市)

 奈良市東部の中山間地域に位置する過疎化が進んでいる奈良市田原地域で、地域の農産業の振興と地域のPR、都市と農村の交流を目的として産直市場の運営と弁当販売を行っている団体。生産者の大半が80歳前後の女性であり、生きがいを感じながら野菜作りをしている。また、産直市場の野菜等の食材を含んだお弁当は、地域内の料理困難な高齢者の食の面で非常に貢献している。閉じこもりの高齢者に外へでてもらうためのイベントとして出張販売も行っており、地域福祉活動の一翼も担っている。

2021 あたたか介護賞

和里(にこり)(大和高田市)
 ユニット型特別養護老人ホームとして、特養・ショートステイ・デイサービス・居宅介護支援事業所の4事業を展開している。ユニットケア、認知症ケアに関して、先進施設や全国の有志と交流があり、介護の質を高める機会が定期的にあり、奈良県内の認知症ケアの知識および技術の向上ならびに保健・福祉に貢献することを目指して、定期的に研修会なども主催している。 ユニークな福利厚生が複数あり、介護に携わる人の支援にも務めている。

ひかりが丘ふれあいクラブ(生駒市)
 地域高齢者の集まりである老人クラブによって立ち上がった通いの場。コロナ禍で通いの場が中止していく中、活動の機会づくり、見守り、フレイル予防につながる「あなたの『元気』を届けよう!運動」を実施。事前に配付された「元気ですカード」を集会所に持参し、カードと引き換えに花のシールを「元気の木」に貼る。運営者は「元気ですカード」により参加者の近況や体調が把握でき、回を重ねるごとに増えていく花びら見て仲間とのつながりを視覚的に感じてもらえる効果があった。結果的に、コロナ禍以前より再開後にはサロンや百歳体操等への参加者が増加している。

笠縫住宅 ヒマワリの会(田原本町)
 高齢化率が高く、救急車が頻繁に呼ばれる田原本町南部の笠縫住宅で「地域の安全と助け合い」を合言葉に住宅内の整備や小学校の登下校の見守り活動を行う団体。高齢者を見守る「安心ネットワーク」を構築し、見守られる高齢者、見守る住民が自然な形で見守り、生活の異変があればスムーズに対応するマニュアルが作られている。高齢者の孤独を防ぐため、「お茶ともの集い」を開催し、安心ネットワークを通じて異変にいち早く気づく工夫をしている。

奈良介護大賞 表彰式

表彰式を開催

2021年11月5日(金)奈良県庁内において表彰式を開催し、奈良県副知事より表彰状を授与されました。





奈良テレビ「県政フラッシュ」内で表彰式の様子が放送されました。